こんにちは、レオンです。
昨日、6月15日(木)は豊田スタジアムでサッカー日本代表が
キリンチャレンジカップ2023 VSエルサルバドル代表と
日本代表が戦いましたね。
豊田スタジアムのチケットは完売となり、改めてサッカーの人気の凄さを感じますね。
私もチケットを購入しようと試みましたがアクセスすらできずでした💦
自宅でしっかりと観戦させていただきました。
それでは、社会人チームの監督を務める私が私なりに総括させていただきます。
よろしければランキングにも参加中ですので宜しければクリックお願いします。
目次
スタメン見どころ
今回、日本代表はキリンチャレンジカップが2試合あり、6/20(火)にペルー代表とも対戦をします。そこで、ペルー代表戦には森保第一次政権からなじみのある選手で森保監督の現時点でのベストメンバーを中心にメンバーを構成し、戦う予定だと思われます。その為、エルサルバドル代表戦では新戦力を試す形のメンバー構成となりました。
川崎フロンターレで一緒にプレーしていたメンバーも多く、19年のユニバーシアード競技大会で全日本大学選抜として共に戦ったメンバーも多い構成となった為、そこまで連携面に苦戦する印象はなかったです。注目選手は、クラブでも好調を維持し、代表でスタメン定着を狙う旗手と絶好調の三笘と久保、更に代表初選出の森下に注目をしながら観戦しました。
全ては先制点で決まる
引用元:ゲキサカ:日本代表の最新ニュース | ゲキサカ (gekisaka.jp)
開始早々に敵陣ペナルティエリア左側でファールをもらい、FK(フリーキック)のチャンスが訪れました。キッカーは右利きの旗手と左利きの久保がいましたが、久保がファーサイドに鋭いボールを上げると、2人のDFの頭の上から力強いヘディングで谷口が代表初ゴール。開始1分ほどで先制点を取ることができ、チームとして勢いに乗ることができたのではないでしょうか。先制点はサッカーにおいて非常に大切で開始早々に1-0にできたということで、選手は心の余裕が大きくできその後の良いプレーに繋がったでしょう。
また、先制後の相手キックオフのボールを追いかける上田が、相手のミスを誘い奪いましたが、ペナルティーエリアで倒されPKのチャンスに。相手は得点機会の阻止ということで一発退場に。試合開始わずか10分程度でエルサルバドル代表は残りの時間を10人で戦わなくなりませんでした。
PKを倒された上田が冷静に決め、こちらも代表初ゴール。
上田はクラブでゴールを量産しておりましたが、代表ではなかなかゴールを決めれず、焦っていたと思いますが、このゴールで少し安心した表情も見え、これから代表でもクラブと同じように決めてくれるでしょう。
取るべき選手がゴールを
谷口・上田・中村敬が代表初ゴールを記録し、久保・堂安・古橋と前線の選手でゴールを取るべき選手がしっかりと結果を残せたことも良かったでしょう。
また、セットプレーだけでなく、個人の特徴を生かしたゴールや連携で崩したゴールと多彩なパターンでゴールを決める事ができました。
代表での重圧はすごいもので、なかなかゴールを取れない選手もいましたが、一つゴールを取ることができ、メンタル面で余裕ができた選手もいたでしょう。
好調の久保や堂安は今後代表の中心になる選手で、これからの代表が勢いに乗る面でも彼らが取れたことは大きいでしょう。
それぞれの関係性・距離感が素晴らしかった
引用元:ゲキサカ:日本代表の最新ニュース | ゲキサカ (gekisaka.jp)
今回のメンバー構成は元チームメートが多いメンバー構成となったため、お互いの特徴を把握していた為、非常に関係性と距離感が良かったです。上田の特徴である、ポストプレーで時間を作り、三笘・久保・堂安・旗手が近い距離間でボールを回しながら時折、個で打開する局面も見れました。また、森下は豊富な運動量を武器に、三笘を追い越し左サイドを活性化していました。菅原は、絶妙なタイミングで久保を追い越し、二人の連携で右サイドを何度も崩していましたね。三笘・旗手と久保・堂安の距離感が良かったため、そこでのパスワークで時間を作れるので、森下と菅原のスペースが空き、サイドを攻略できたと考えられます。また、ミスや奪われた後の切り替えも早かったため、敵陣でボールを回収することができたので、守備で後手を踏むことがなく、終始日本代表のペースで試合を進めることができました。
交代選手が流れを変えた
引用元:ゲキサカ:日本代表の最新ニュース | ゲキサカ (gekisaka.jp)
ハーフタイム後、菅原→相馬、三笘→中村敬を投入し、後半戦へ。
前半、攻撃陣の守備の連係はあまり良くなく、前からプレスをかけてもハマらない事が多々ありましたが、後半リフレッシュなメンバーを投入したことで前からのプレスが機能し始めました。65分には、久保→浅野、堂安→川辺、上田→古橋の三人を一気に投入し、そこから更に前線からの守備が機能し、相手は何もできない状況となりました。
また、交代で入った選手もしっかりと特徴を出すことができました。
相馬は不慣れな右SBでの出場となりましたが、高い位置での守備と鋭い高精度のクロスで古橋のゴールをお膳立て。ゴールを決めた古橋は、テクニカルな駆け引きでクロスの競り合いを制し、クラブでの好調を代表でも見せつけました。
中村敬も何度か持ち味のカットインやドリブルでチャンスを演出し、ゴールも決めることができました。川辺は、フリーランニングでDFを引き付け攻撃を活性化させると共に長短のパスでリズムを作りました。
また、追加招集で代表練習0の伊藤敦も投入し、伊藤敦にとってはラッキーな代表デビュー戦となりましたね。
守備も安定していた
速い時間帯に相手が退場したことにより、ほとんどの時間を数的優位な状況でゲームが進みました。ですので、相手の攻撃はほぼカウンターのみで、ピンチらしいピンチは作られませんでした。谷口・板倉の両CBがしっかりとチャレンジ&カバーをし、DFラインの統率もしっかり取っていました。GKの大迫にとっては、集中しづらいゲーム展開でしたが最後までしっかりと集中を切らさず、自陣で与えたフリーキックでは冷静に弾き出し、失点ゼロで終わることができたのも良かったでしょう。
最後まで、リスク管理をしっかりとし、ゼロに抑えられたことは非常に評価に値するでしょう。
今回の課題
今回は、新しく代表に入った選手も多く起用されたため、前線での守備の連係は課題が残ったでしょう。誰がスイッチとなる守備スタートし、どのように追い込んでチームとして奪うのか。そこは誰が出ても、交代で入った選手がいても共有していかないといけません。
また、セットプレーやクロスの質ももっと向上しなければなりません。
コーナーキックやクロスの本数が多いゲームとなりましたが、高確率で相手GKがキャッチしたり弾いたりしていました。ロシアW杯のベルギー戦の反省も踏まえてセットプレーのワンプレーも大事にしていただきたいですね。
次回のペルー戦ではもっと相手のレベルも上がり、エルサルバドル戦ほどボールを保持できる時間も多くはないと思うので、パスのテンポやアタッキングエリアでの質の向上に期待したいですね。
まとめ
早い時間帯に2点を先行し、相手チームに退場者が出たことで、余裕を持ったゲーム展開となりました。強化ゲームとしてはあまり参考にならない展開となりましたが、代表初ゴールを決めた選手も多く、デビュー戦や代表で出場機会のなかった選手を多く起用でき、選手としてはアピールできた選手も多かったと思います。
今回のアピールを経て、代表に定着できる選手が何人いるかですかね。
また、次回のペルー戦は、エルサルバドルより攻撃の質も上がり、レベルも高いです。
そのような相手に森保監督の現在のファーストチョイスのメンバーが多く出場すると思いますので、出場した選手はしっかりと自分をアピールし、現段階での違いの差を見せ、ポジションを守っていただきたいですね。
以上、ペルー戦も楽しみにしています。