約2年前の話ですが、僕はサッカーの試合で「前十字靭帯断裂及び半月板損傷」の
大怪我を負い、人生初の手術をしました。
人生初の手術です。
それまで、サッカーで骨折や靱帯損傷などの怪我は沢山してきて、ギブスなどの固定はありましたが、大掛かりな手術は初めてです。
「前十字靭帯断裂」についてはこちらをご覧くださればわかりやすいです。
前十時靱帯断裂から復帰までの道のり - レオン ザ ブログ (hatenablog.jp)
まぁ、怪我した瞬間は、「ブチブチ」と靱帯が切れた音が鳴りましたし、当然のことながらこれまで生きてきた中で一番の痛みでした。気絶するかとも思いました。ユニホームから着替える為、サッカーパンツを脱ぎますが、それすらも一人ではできず、チームメイトに手伝ってもらいました。
当然、靱帯が切れた訳ですから、膝から下がフラッ、ガクッとしている状態です。
それでは、今回は前十字靭帯断裂の手術をするまでの流れをお話します。
目次
前十字靭帯断裂の手術はすぐにできない?
「前十字靭帯断裂」の手術(関節鏡下前十字靱帯再建術)ですが、すぐにはできません。手術後にある程度筋力がないと術後のリハビリ作業が大変な為、手術前に筋トレをして筋力を怪我前に戻す必要があるのです。怪我をしてすぐは、もちろん腫れてますし、内出血を起こしていて、歩くのも痛いです。1週間ほど経てば、固定器具付きで歩くことはできます。痛みがある程度引いてきたら、術前のリハビリを開始します。
地獄のリハビリ内容
1.腫れを引かせる
最初は内出血により、腫れていて曲がらないので、腫れを引かすマッサージや電波・電気での治療がほとんどです。
自宅では、アイシングで患部しっかり冷やして腫れを引かせます。病院では、なるべく時間の許す限り通院することをおすすめします。病院では知識を持った先生や理学療法士がいるので、その都度、患部の状態を見極めどういった対処がいいのかを判断してくれますからね。
2.屈折のトレーニング
腫れがある程度引くと(1~2週間程度)、膝の曲げ伸ばしのトレーニングを開始します。ただ、患部は2週間程度だとまだ完全に痛みがなくなってない状態ですし、腫れも完全に引いてはいない状態です。電気・電波治療で患部を和らげてもらい、内出血により固まった筋肉の部分をマッサージでほぐしてもらいます。
患部が柔らかくなれば徐々に、膝の曲げ伸ばしが可能になります。痛みを伴いますし、中々最初は屈折ができないのでメンタルもやられます。
3.筋力トレーニング
怪我後、3~4週間でスクワットや器具を使い、筋力トレーニングに移行します。筋力がある程度左右差がなくなるようにします。怪我をして、2か月ほどで筋力は怪我前とほぼ変わらない数値まで戻ります。
器具を常に装着
トレーニングでも日常生活でもこの固定器具は寝るとき以外、ずーと装着していなければなりません。膝の靱帯の代わりとなる装具だから当然ですよね。
保険で後程、お金は返金されますが、約10万円の器具です。
(その後、保険適用で7万円返金されるので、実質3万円の器具)
見た目がゴツく、人造人間みたいでした。怪我した当時は8月だったので、半ズボンで着けていることができていましたが、冬に怪我した人はどうするのでしょうね(笑)
電車に乗っていたら進んで席を譲ってくれるのでかなり申し訳ない気持ちになりますが、しっかりと座らせていただきます(笑)
2か月のリハビリで手術をしなくても元通りに戻る?
術前のリハビリは約2か月間で終え、手術前には日常生活にさほど影響がないところまで戻ります。筋肉である程度カバーしていればジャンプすることも走ることもできますからね。怪我をした当時みたいにガクッと膝が抜ける感覚もなくなり、階段の上り下りや、靴下を履くなどの日常生活には困らなくなります。スポーツを今後、続けない場合はいわゆる保存治療でも大丈夫ですからね。
まとめ
術前のリハビリですが、ケガをしてから週に3~4回病院に通う日々が始まりました。
私の場合、隣県に年間、前十字靭帯断裂の手術を400件行う病院があったので、そこを紹介していただきました。1時間のリハビリの為に、3時間かけて通院していました(笑)
そんなこんなで、ケガをしてからはあっという間の2か月間でした。靱帯は切れてますが、膝はある程度、術前リハビリにより怪我の前の状態に戻り、私生活にもさほど影響がない状態でしたので手術する必要があるのかとも思いましたが、スポーツを今後も続けていくには必要ですからね。
手術日が近づくにつれ、不安は大きくなり、心配でしたが、名医ですので大丈夫と自分に言い聞かせ術前入院をしました。
手術当日の話は次の記事でお話します。
ではまた👋